「価値創造によるサステナブル社会の実現をめざす」ことを理念に掲げ、2022年7月1日に開所した知的財産に関するコンサルティング事務所です。
1980年代から、知的財産の創造、保護、活用の最前線で、多くの特許の権利化業務や、国内外企業等との交渉や裁判など、多様な知的財産マネジメントを経験してきました。判断基準が異なる「経営」(適否)、「技術」(正否)、「法律」(当否)それぞれの課題と向き合い、試行錯誤を繰り返しながら、創造的な解決を提案してまいりました。
知的財産に関する課題は、特許・意匠・商標にとどまらず、ソフトウエア、ノウハウ、そして新たな情報財と呼ばれるAI、データ、仮想空間などのデジタル分野に拡がってきています。また、地球温暖化、生物多様性など、グローバルな喫緊の課題に対し、知的財産をドライビングフォースにして、サステナブル社会の実現をめざすなど、グリーン分野でも新たなチャレンジが始まっています。
そのようなデジタル・グリーン新時代においては、知的財産関連のトラブルをスポット的に解決したり、個別の特許・商標紛争の局地戦に勝利することのみならず、「無形資産としての知的財産」および「知的財産リスクマネジメント」といった大局的・企業経営的視点からの考察や打ち手が、真の紛争解決の鍵になってくると思われます。
知的財産は、貴重な経営資源の一つであり、企業の「価値創造メカニズム」に組み込まれることによりビジネス成長に貢献するものです。同時に、多様なバックグランドを持つ仲間が、知的財産を介して志を一つにすることができれば、サステナブル社会の実現に一歩でも近づくことができると確信しています。
事務所のビジョンは、「知的財産によるビジネスの成長と社会貢献の両立」です。今までの多様な知的財産に関する経験やナレッジを活し、お客様やパートナーと共に歩みながら課題を共有して、一緒に価値起点のソリューションを創造してまいります。
所長 弁理士 戸田裕二